死の最後に 1

カタカナパンダ

「大好きなお爺ちゃんが亡くなるかも知れない…でも、コロナだから行けない…」

友達から電話がありました。

普段、泣かないお父さんが泣いている…

お爺ちゃんは、目は空いてないのに子供達や孫達が話しかけると涙を流す…声が聞こえている…

最後にありがとうも言えないのがツラい…

友達の悲しい声が電話越しに聞こえてくる…

 

友達のお爺ちゃんの家は車で4時間~5時間かかる。何も出来ない。最後に会えない。

友達はもどかしいだろう…私も何もしてあげれない…

 

「コロナだから来るな!!」

と、言われたららしい。でも、その子はコロナじゃない…

県によって全然違うみたいなんだけど、違う県の人と会ったら2週間会社に来たらダメだ。とか、コロナになったらクビとか…

友達のお爺ちゃんの県はそうみたいです。

また違う友達は車の窓を割られて「来るな」と、かかれた紙が貼ってあったそうです。

遊びで行っている訳じゃないのに!!!!

 

 

友達はやっぱり最後にお爺ちゃんに会いたいからと向かいました。どうか、無事で帰ってきてほしいです。

コロナの中、周りからなにを言われかわからないのに最後一言だけど言いに行った友達をかっこいいと思いました。

もちろん葬式も出れない。もしかしたら間に合わなくて会えないかもしれない…

こんなご時世だけど、人の繋がりを大事にしてる友達。誰がなんと言おうとかっこいい。素敵だと思いました。

 

続く

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